フォン川流域の古都フエは、19世紀初頭に創始されたヴェトナム最後の王朝、グエン朝の都。中国の都市計画に倣って建設され、100を越す建造物が建ち並ぶ壮大な王都に発展。しかし、19世紀終わりにはフランスの統治下となる。 一辺約2.2km四方を城壁で囲まれた内部には、紫禁城を4分の3に縮小した王宮、歴代皇帝を祀る顕臨閣、寺院、政府官庁などがある。城壁外には、ヴェトナム伝統様式、中国風、バロック様式など、異なった趣の皇帝たちの陵墓が点在。

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