インド
北インド周遊の旅8(JTB)19992年9月18日〜25日
9月18日〜25日(7泊8日)までインドへ行ってきました。行程は関西空港からインドの首都であるデリーに飛び、翌日デリーから空路でベナレスへ、その後貸切タクシー(一部列車)でベナレス、カジュラホ、アグラ、ジャイプールを観光しながら再びデリーに戻るというもので、案内は現地ガイド(日本語を話すインド人)がデリー到着から出発まで同行してくれました。(日本的にいうなら、まず関西空港に到着し、翌日伊丹から羽田に飛び、貸切タクシーで東京、東海、名古屋、京都等を観光しながら大阪に戻るという感じ。)

デリーの空港についたのは夜10時すぎ。ツアー会社の車にのってホテルに向かう道中は、カーチェイスさながら。インドでは、発進するにも、追い越し、追い抜きにもクラクションを鳴らす。それも1回や2回ではなく、繰り返し。トラックの後部には「HORN PLEASE」の文字が。ただし、牛には怒らせると大変だからクラクションは鳴らさない。 デリー等の都市部では、センターラインもひいてあり、信号も守られているが、郊外ではセンターラインはなく、一応左側通行らしいものの対向車が無ければ、クラクションを鳴らし続けながら、追い越し(合戦?)が続く。インドには高速道路はなく、「ひとつの道をすべてのものが通る」というガイドの説明のとおり、道路が整備されている首都デリーでさえ、道のあちこちに野牛が要るし、歩行者、人力車、オート・リキシャ、タクシー、自家用車、バス、トラック等のすべてが同じ道をとおるため、あちこちで渋滞する。デリー以外では道路整備が悪く、幹線道路でさえ、信号、歩道、街燈やセンターライン、サイドライン等がないのはもちろんの事、未舗装のところもあり、あちこちに穴があいている上、デリーでのすべてのものに加え、象、ラクダ、馬、山羊等の動物が加わり、みていても飽きない。

インドといえばカレー。しかし、日本のようなポークやビーフカレは無い。何故なら宗教上の理由から牛肉は食べず、豚肉も朝から晩まで汚いものを食べてる豚の肉は汚いといって食べないからである。インドのカレーは、マサラーと言うスパイスと具を煮こんだ物でパンに付けて食べる。パンに染込みやすくする為、水っぽく日本のカレーとは全く別物。また、種類もさまざまで、豆カレー、じゃがいものカレー、豆腐カレー、そして一番おいしいと思ったチキンカレー。豆カレーは比較的辛くない。豆腐カレーに入っている豆腐は木綿豆腐よりも硬い歯ごたえではじめ鶏肉かと思った。

●ベナレス
ガンジス川の沐浴で有名なベナレス、国民の80%以上がヒンズー教というインドでは、水を浴びて朝日に祈りを捧げるガンジスは聖なる川であり重要な祈りの場。沐浴の風景を小船の上から見学したが、ガンジス川は濁り、ドブ川の匂いが漂っている。また、下船したところからタクシーまでの通路は、ごみや牛の糞がいたるところにあり、息を止めたくなるほどであった。

●カジュラホ
  カジュラホは現在は小さな村にすぎないが、10世紀にはチャンデラ王国の首都であり、80以上の寺院が立ち並ぶ一大宗教都市だった。一大観光地であるため飛行場が整備されているが、陸路は交通の便が悪く、最寄の鉄道駅までは150kmバスで6時間かかる。世界遺産である寺院壁面の彫刻は5つのタイプに分けられるが、その中でも注目されるのが、愛し合う男女の像と女性の像。様々な彫刻が無数に施されている。なかでも男女の結合を描いたミトゥナ像に注目!

●アグラ
巨大な白亜の殿堂タージ・マーハル。マハールとは宮廷の意味だそうですが、ここはムガール皇帝の妃ムムターズ・マハルのために建てた霊廟、つまりお墓です。ムガール帝国の栄華を象徴する、この17世紀初頭に建てられた世界最大の総大理石の建物は、時を経た今も色あせることなく純白な輝きを放っている。  また、16世紀中ごろに建設されたアグラ城は王宮と城塞の両方の機能を持ち、ヤムナ川と濠に囲まれ、高さ20mの城壁を持ち、外敵が容易には近づくことができない城塞としての機能を十分に備えている。



管理者:浜端計行

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